対人関係療法

対人関係療法(Interpersonal Psychotherapy)とは

対人関係療法は「一般的な対人関係へのアドバイス」とは全く異なる科学的に検証された精神療法です。治療者は、「現在の対人関係の問題」と「それに影響する病気の症状」に焦点を当て、患者さんが「自分が困っている状態や出来事をコントロールする」と言う体験を繰り返していけるよう導きます。治療を通じ患者さんが問題処理能力や自己肯定感を高めていけるので、現在の対人関係を改善し、症状を改善し、将来の予防にもなる精神療法です。

IPT治療の対象

IPT治療回数・期間・料金

ご家族からの相談

IPT治療者紹介

坂本 誠 (さかもとまこと)
医学博士 精神保健指定医
メンタルクリニックエルデの対人関係療法(IPT)は、医学的診断を行ってから17回ワンクールの定期的なセッションを行います。
症状と「自分の情緒に最も大きな影響を与える人」との現在進行中の関係に焦点をあてつつ、患者さんが自分の身に起こっている事柄と気持ちを整理していくことを援助します。
セッションは、17回目のゴールに向かって、例えば、最初に与えられた夏休みの宿題を4ヶ月かけて無理をせず強制されずやっていく感じです。
「以前よりも自分で状況をコントロールできている」という感覚をつかめるよう、IPTを受ける方が「安心・安全」を感じながら治療を進めていけるよう、共同作業であるという目線で一緒に治していくことをめざしています。
海野 素麗 (うみのそら)
精神保健福祉士 公認心理師 対人関係療法研究会世話人
IPTでは、安全であたたかい治療を提供します。
治療者は、無条件の肯定的関心をもってお話しをうかがい、あたたかくて率直な代弁者となります。また、感情を表すことや感情の扱いかたを練習し、自己肯定感を高めて、新しいパターンを始められることができるようお手伝いします。
人との関係で癒される体験の中で、患者さん自身に備わった力につながる治療をめざしています。
池田 雪 (いけだゆき)
臨床心理士 公認心理師
私たちは人とのつながりの中で生きています。そのつながりが、時には悩みの原因になることもありますが、回復や変化のための力にもなります。
対人関係療法は今現在の悩みと対人関係に注目しながら、自分自身を見つめ直し、少しずつ前に進んでいく治療法です。
安心してお話いただけるよう、あたたかく誠実に関わってまいります。一緒に、少しずつ、自分らしさを取り戻していきましょう。あなたのペースで大丈夫です。
沢宮 容子 (さわみやようこ)
心理学博士 臨床心理士 筑波大名誉教授
日本カウンセリング学会 理事長
日本心理臨床学会 常任理事
日本心理学会 代議員
日本心理療法統合学会 理事
寛容と連携の動機づけ面接学会 理事
日本ポジティブサイコロジー医学会 評議員
日本心理学諸学会連合 副理事長


対人関係療法は、実証性を基盤としている点で認知行動療法と双璧をなす、短期集中期間限定の精神療法です。
日本で対人関係療法を行っている数少ないクリニックのひとつであるエルデで、皆さんの問題解決に向けたお手伝いができればと思っています。

完全予約制 044-738-1120


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